この時期はコロナウィルス対策で学校が休校だったり、会社が自宅勤務やテレワークになって家に引きこもっている人がとても多い(自分も含めて)と思うので、今回は少し趣向を変えて美しくアートを感じるPVやデジタルでスタイリッシュな音楽PV(プロモーションビデオ)や洋楽MV(ミュージックビデオ)を洋楽と邦楽をボーダレスにまとめて紹介していきたいと思います。
いわゆるこの手の記事で既に紹介される超メジャーな売れ筋アーティストの作品はそういう記事を見れば済んでしまうので、そういった物は今回は可能な限りちょっと除いて、ちょっとマイナーでマニアックな楽曲寄りでPVやMVを紹介していきたいと思います。
皆さんに新しいアーティストとの出会いがありますように!
■アーティスト:matryoshka 曲名:Noctambulist
このmatryoshkaのPVは曲の美しい旋律もさることながら、映像も幾重にも水彩画が重なっているような幻想的な素晴らしい雰囲気に仕上がっています。全体的にアイルランドっぽい感じなのですが、こちらは邦楽で日本人のグループです。ライブを一切やらないながらも世界中に熱狂的なファンがいて楽曲のクオリティの高さがうかがえますね。
■アーティスト:agraph 曲名:greyscale
幻想的な楽曲に合わせて、光が織りなす世界を映し出すデジタル色の強いアートなPVです。こちらも邦楽で日本人のアーティストです。デジタルサウンドながら美しい旋律やメロディを重視している作品で、牛尾憲輔名義で電気グルーヴのサポートメンバーとしても活躍しています。
■アーティスト:mouse on the keys 曲名:最後の晩餐
ダークでモノトーンな映像でガスマスクを被ったメンバーが煙が充満する部屋で演奏をするといった、現代アートの写真を切り抜いた様なスタイリッシュなPVです。動きの少ない映像ですがmouse on the keysのピアノとドラムの激しさが対照的に重なり合う独特の雰囲気を醸し出しています。こちらも邦楽で日本人のアーティストです。
■アーティスト:Schroeder-Headz 曲名:Sleepin’ Bird
一時期ヴィレッジヴァンガードやタワレコでSchroeder-Headzを猛プッシュしていたのでNEWDAYSという曲は知っている人は多いかもしれませんが、この曲なちょっとマイナーです(笑 ひたすらに壮大でロマンティックな曲に合わせて空の景色が顔色を変えていく幻想的なPVです。こちらも邦楽で日本人のアーティストです。
■アーティスト:Flyleaf 曲名:All Around Me
ちょっと激しめな楽曲ですが、部屋の四方から様々な色のペンキが流れ出して、激しさを増す楽曲と相まって部屋もペンキの色が混ざりカオスな色に変わっていくというアート色の強いPVです。2012年にヴォーカルのレイシーが脱退してしまったのが残念ですね。こちらは洋楽でアメリカのバンドです。
■アーティスト:Squarepusher 曲名:Terminal Slam
渋谷を舞台にしたサイケデリックでスタイリッシュな鬼才SquarepusherのPV作品です。以前こちらの記事「鬼才・真鍋大度の1歩先の未来にあるテクノロジーと映像美」でも紹介しましたが、監督はなんと日本人です。渋谷が徐々にグリッチ加工されていく映像は圧巻です。こちらも洋楽でイギリスのミュージシャンです。少し有名すぎたかな。。。
■アーティスト:FACT 曲名:A Fact Of Life Remix by boom boom satellites
能とラウドロックという異種格闘技のような異色のアートなPVです。能面を被った複数のダンサーの組体操の様な動きが、楽曲の異様な感じを上手く演出しています。なお、FACTの楽曲をREMIXを担当したのがboom boom satellitesという事で、曲自体も売れ線を意識しせずにカッコ良さだけを追求する姿勢が潔くてカッコよすぎますね!
あまりネタが無かったので、番外編で超メジャーどこのPVやMVもちょっと紹介します。
■アーティスト:Linkin Park 曲名:Somewhere I Belong
アメリカの超有名ロックバンドのLinkin ParkのPVです。メンバーがアート系の学校に通っていたこともあって、映画トレインスポッティングのオマージュや、ダリの絵画に特徴的な手足が異様に長い動物、あと大の親日家ということもありガンダムや漢字なんかも演出で出てくるので、色々と細かい所に目をやると「おっ!」と気づきが多いシーンが連発のスタイリッシュなPVです。ヴォーカルのチェスターが亡くなってしまったのは残念ですね。
■アーティスト:Björk 曲名:All is Full of Love
こちらも世界的な人気を誇るアイスランドの歌手BjörkのPVです。完全に攻殻機動隊の世界で初めて見たときな度肝を抜かれました。神秘的な楽曲と壮大な歌声に合わせて機械同士が愛し合うとても考えさせられるアートなPVです。これは超有名作で紹介するか悩んだのですが、王道中の王道なのであえて。
■アーティスト:My Chemical Romance 曲名:Helena
こちらも世界的な人気を誇るアメリカのロックバンドで最近再結成しましたね。友人との死別をコンセプトにした楽曲で、教会での映像をメインに組み立てられているので寡黙で暗いイメージかと思いきや、バレエ調ダンスシーンなどを組み込むことでアップテンポの楽曲をいい形で演出しています。こういった死をテーマにしたPVでは異色でスタイリッシュな作品といえるでしょう。
WEB広告代理店で働いています。出現エリアは渋谷界隈。3度の飯よりアートやデザイン、ガジェットなどが好き。皆さんのインスピレーションに何かしら響く様な情報を届けたいなと日々精進して記事を執筆しています。