この写真は山頂にスイスとイタリアの国境が通るアルプス山脈に属する標高4,478mの「マッターホルン」という山に、スイス人のアーティストのゲリー・ホフステッター(Gerry Hofstetter)さんが、コロナウィルスで苦しむ国民に向けてプロジェクションマッピングを利用して全長800メートルの山肌に光の希望のメッセージを照射した写真です。
2020年3月末の段階でで新型コロナウィルスの累計感染者がスイスでもイタリア、スペイン、ドイツ、フランスに次いで多い7000人以上の感染者を出し、スイス国内に混乱と暗いムードが蔓延する中で国民の一筋の希望を照らしています。
なお、スイスのマッターホルンをストリートビューで見るとこんな感じです。
マッターホルンの切り立った北壁は、アイガーおよびグランド・ジョラスと合わせ三大北壁と呼ばれ、登頂を夢見る登山家が数多くいるアルプスの名峰です。
今回のプロジェクションマッピングのメッセージには、「hope」、「solidarity」、「stay home」のキーワードや、「ハートマーク」「スイス国旗」「イタリア国旗」など新型コロナウィルスで苦しむスイス国民を励ましたり、予防対策を啓蒙するメッセージなどを照射しています。
■「stay home」
■「赤いハートマーク」
■「イタリア国旗」
■「スイス国旗」
このアートで少しでも多くの人の心が癒されたり、励まされることを祈ります。
なおこのマッターホルンにプロジェクションマッピングで希望のメッセージをライトアップしたアーティストのゲリー・ホフステッター(Gerry Hofstetter)さんですが、美術館などの建造物や大自然の風景にプロジェクションマッピングを映しこむ他の作品も素晴らしいので、下記で紹介させてもらいます。。
■The Art of Attentiveness by Gerry Hofstetter and SWISS (Teaser)
■Making-of Kampagne “Klimaschutz inbegriffen” für EgoKiefer AG, Trailer Gerry Hofstetter
いやぁ大自然に映し出されるプロジェクションマッピングは壮観ですね。
WEB広告代理店で働いています。出現エリアは渋谷界隈。3度の飯よりアートやデザイン、ガジェットなどが好き。皆さんのインスピレーションに何かしら響く様な情報を届けたいなと日々精進して記事を執筆しています。